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スーダンのダルフール、そして私たち

最近、ずっと考えていたことがあります。それは、スーダンダルフールのことです。

10日ほど前、友人から一通のメールが届きました。以前、ダルフールの難民キャンプで働き、今はジンバブエに滞在している友人からです。

スーダンでは、先日書いたソマリアと同じく民族紛争・内戦が続いています。ダルフール(Darfur)紛争は、スーダン政府に支援されたアラブ人によるジャンジャウィードと呼ばれる民兵と地域の非アラブ人住民との間に起きている民族紛争です。
*
2005年1月9日、20年以上内戦を繰り返してきたスーダン政府と反政府勢力との争い、いわゆるスーダン内戦は、その長い戦いに終止符を打つ包括的和平協定に調印しました。この和平協定が、150万人から家を奪ったダルフール紛争の終結にも道を開いてくれるとの期待がありますが、厳しい状況は依然として続き予断を許せません。

この地域での2年間にわたる紛争の犠牲者は、約7万人と推定されています120万人以上が家を追われています。(この30年での犠牲者は200万以上という説もあり)

友人は、このダルフールの難民キャンプで9ヶ月間働いていました。
内容はダルフールの状況を記事として書き続けている数少ないアメリカ人ジャーナリストの中の一人、ニューヨーク・タイムズニコラス・クリストフ(Nichloas Kristof)による記事についてでした。

記事は、「Disposable Cameras for Disposable People」というタイトルで、アメリカ政府のスーダンに対する支援についての批判です。

記事の中で紹介されている写真は全てダルフールのキャンプにいる女性自らが撮ったもので、彼女達と友人は一緒に働いていたそうです。記者のニコラスは、友人に15個の使い捨てカメラを渡し、友人が2箇所のキャンプで写真の撮り方を教え、彼女達自身がキャンプの日常生活について撮った写真です。

彼女達にとっては、カメラに触れること自体が初めての体験。自分達で自由に撮ってきてといって渡されたときの彼女達の笑顔はそれはすばらしくうれしそうだったそうです。みんなどうやって写真を撮ってきたか、どこで撮ったかを、うれしそうにそして誇らしげに友人に話して聞かせたそうです。

キャンプ内で写真を撮ること自体大変な危険を伴うものですから、彼女達には写真を撮るときには必ずその人の許可を得ること、軍には絶対に近づかないこと、そして目立たないように注意することなど教えたそうです。

難民キャンプの生活の様子をできるだけ「外の」世界に伝えたいと、まず初めに思ったのは記者のニコラスでしょう。でも、そこで生活を強いられている彼女達がある程度危険を伴う写真撮影を引き受けたのは、ニコラスと同じように自分達の生活を知ってほしいと願う気持ちがあったのではないでしょうか。

最初の写真に写っている二人は、私の友人と一緒に働いていた女性達だそうです。生活の糧を得る手段として販売用のビスケットやチーズ、ケーキ作り教室のトレーナー(指導者)の役割を期待されています。 その他にも、子ども達の写真やキャンプで洋服の仕立てをしている男性などの写真が記事にあります。

(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)の岩間邦夫さんは、「スーダンでの長期にわたる内戦と虐殺は、かつて8年あまり滞在していたカンボジアのポル・ポト体制を思い起こさせる。これと同様の悲劇が繰り返されようとしている中で、このままでは国際社会がまたそれを見過ごす事になってしまう」と報告されています。

また友人は、メールの最後に、ダルフールの、特に女性と一緒に仕事をしていて、「人間の真の強さとは何かを教えてもらった」と書いていました。

現在、国連PKOの物資調達の不正疑惑、そして国連改革を巡り、加盟国間で対立が深まっています。各国の外交上の思惑もあると思いますが、国連憲章の精神に立ち返り、「寛容を実行し、且つ、善良な隣人として互に平和に生活し、国際の平和及び安全を維持するためにわれらの力を合わせ(憲章前文)」るよう努力していただきたいと思います。

個人として具体的にできることは限られているかもしれません。でも、歴史上のことではなく、今、自分たちが生きているこの時代に、世界のどこかで起こっていることだということだけは少なくとも心に留めておく意志は持ち続けたいと思います。事が起こっている最初の頃の、「知らなかったから」が、ある時点から、「知っていたが何もしなかった」に次第になっていかないためにも・・・

(参考)
日本の対アフリカ協力政策/外務省
日本政府、スーダン支援のためユニセフへ資金拠出/ユニセフ プレスリリース 2005年9月16日
スーダンに関するオスロ支援国会合(概要と評価)/外務省
アフリカに対する平和の定着支援について(プレスリリース 2006年2月14日)/外務省
(特活)国際協力NGOセンター/特集2005年7月 スーダンは今どうなっているのか
(特活)難民を助ける会/活動内容 スーダン
(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)
国境なき医師団日本:特集/スーダン内戦 ダルフール緊急事態
日本ユニセフ協会:スーダン・ダルフール情報
日本UNHCR協会
BBC:スーダン特集
スーダンとチャド国境付近の難民キャンプで襲撃が報告された村々(地図)
国連PKO疑惑:日本の財政的貢献見直し示唆/朝日新聞2006年2月23日

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スレッド:アフリカ|ジャンル:海外情報
アフリカ02.25(Sat)13:00|コメント(-)|トラックバック(-)|Top↑
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